「毎月の電気代、こんなに高かったっけ…?」
そんな風に思ったことがある方は、少なくないのではないでしょうか。
特に2025年は、再エネ賦課金や燃料調整費の上昇などの影響で、電気料金の高止まりが続いています。
一人暮らしの場合、使用量は少ないはずなのに、気づけば固定費の中で電気代がじわじわと家計を圧迫している──。これ、筆者自身の実感でもあります。
しかし、安心してください。実際に筆者が取り組んだ5つの節約テクニックを実行するだけで、年間1万円以上の節約に成功しました。
すべての方法が「今日からすぐにできる」簡単なものばかり。この記事では、具体的な節約額とあわせて、誰でも再現可能なノウハウをお届けします。
電気代節約テクニック 比較表
節約方法 | 内容 | 年間節約額 | 実行の手軽さ | 初期コスト | おすすめ度 |
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電力会社の乗り換え | 基本料金ゼロのプランへ切替 | 約3,600円 | ◎(ネットで完結) | 無料 | ★★★★★ |
待機電力のカット | スイッチ付きタップで制御 | 約1,200円 | ◎(設置だけ) | 数百円 | ★★★★☆ |
エアコンの温度管理 | 設定温度とサーキュレーター活用 | 約2,400円 | ◯(習慣化必要) | 0〜数千円 | ★★★★☆ |
LED照明へ変更 | 蛍光灯をLEDに置き換え | 約1,500円 | ◯(交換のみ) | 数百〜数千円 | ★★★★☆ |
電気使用量の見える化 | アプリやWebでモニタリング | 約1,200円 | ◎(無料利用可) | 無料 | ★★★★☆ |
節約1:電力会社のプランを乗り換える(約3,600円削減)

節約の第一歩として最も効果的だったのが、電力会社の料金プランの見直しです。
一人暮らしの電気使用量はそれほど多くありません。だからこそ、「基本料金ゼロ」のプランが圧倒的にお得になるケースが多いのです。
筆者は、東京電力の一般的な従量電灯プランから、**基本料金ゼロ・従量課金型の「Looopでんき」**に切り替えました。
選んだ理由と結果
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月300kWh未満の利用なら、基本料金ゼロの方が断然割安
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切り替えはネットで10分以内。工事も立ち会いも不要
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切り替え後は月300〜400円、年間で約3,600円の節約に成功
「電力会社の乗り換えって面倒そう…」と感じるかもしれませんが、実際はスマホで完結できるほど簡単。しかも生活に変化は一切なく、ただ電気代が安くなるだけです。
どんな人におすすめ?
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一人暮らしで月の電気使用量が少ない方
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固定費を見直して家計を整えたい方
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手間をかけずに確実に節約したい方
基本料金が毎月ゼロ円になるインパクトは、積み重ねると想像以上に大きな差になります。
電気の使い方を変える前に、まず「契約そのものを変える」ことが、最も効率のいい節約の一歩です。
節約2:冷蔵庫と電子レンジの「待機電力」カット(約1,200円削減)
家電は「使っていないとき=電力を使っていない」と思いがちですが、それは大きな誤解です。
実は電子レンジやテレビ、トースターなどの家電は、電源をオフにしていてもコンセントに差しているだけで電力を消費しています。これがいわゆる「待機電力」です。
この“見えない出費”を抑えるために、筆者が導入したのが個別スイッチ付きの電源タップでした。
具体的な取り組みと結果
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コンセントに個別スイッチのついた電源タップを設置
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就寝前や外出時に、一括でスイッチをオフ
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使用頻度が低い家電は、常時オフでも問題なし
このシンプルな工夫だけで、月100円前後、年間で約1,200円の電気代が削減できました。
導入コストは数百円。費用対効果は抜群
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電源タップはホームセンターや通販で1,000円以下で購入可能
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一度導入すれば、半永久的に節約効果を持続
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火災リスクの低減や節電意識の向上にもつながる
注意点とポイント
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冷蔵庫やインターネットルーターなど、常時稼働が必要な機器には不向き
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対象は電子レンジ、テレビ、ポット、トースターなどの一時使用家電が最適
電気代の節約は「大きな設備投資」よりも、「気づきと工夫」が効果的。
目に見えない待機電力をシャットアウトするだけで、固定費が静かに、確実に下がります。
一人暮らしの節約は、こうした“地味だけど確実”な工夫の積み重ねがカギになります。
節約3:エアコンの使い方を見直す(約2,400円削減)
一人暮らしにおいて、季節ごとの電気代高騰の主な原因が「エアコン」です。
冷房・暖房の快適さは手放せませんが、ちょっとした使い方の工夫だけで、驚くほど電気代を節約できることをご存じでしょうか。
筆者は以下の3つの見直しを実践したことで、冷暖房の電気代を月200円前後、年間で約2,400円削減できました。
実践した3つの工夫
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温度設定を適切にキープ
夏は26〜28℃、冬は20〜22℃を目安に。冷やしすぎ・暖めすぎを防止するだけで消費電力が大幅ダウン。 -
サーキュレーターや扇風機で空気を循環
室内の空気を効率よく循環させることで、体感温度が下がり、設定温度を下げる必要がなくなる。 -
就寝時には「切タイマー」を活用
睡眠中の過剰な運転を防ぐため、1時間程度で切れるように設定。快眠と節電を両立。
なぜ効果的なのか?
エアコンは運転開始時に最も多くの電力を消費します。
そのため、「短時間でこまめにオンオフを繰り返す」のではなく、「適切な温度で長時間稼働し続ける」方が省エネなのです。
上記のテクニックは、この原則に基づいた“無理のない節約術”です。
快適さを犠牲にしない節約が可能
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エアコンを“我慢”する必要はなし
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工夫次第で快適な室温を保ちつつ節電が実現
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冷暖房シーズンだけで年間2,400円前後の節約に
「節約のために暑さ・寒さを我慢する」時代は終わり。
快適さをキープしたまま、ムダな出費を減らすには、エアコンの“正しい使い方”を知ることが何よりの近道です。
節約4:LED照明への完全移行(約1,500円削減)
節約5:電気使用量の“見える化”で無駄遣いストップ(約1,200円削減)
「節電しようと思っても、どこをどう減らせばいいのか分からない…」
そんな悩みを解決してくれるのが、**電気使用量の“見える化”**です。
筆者自身、この仕組みを取り入れてから、自然と節電行動が身につき、年間で約1,200円の節約を達成しました。
実際に行ったこと
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電力会社のマイページや専用アプリで、日ごとの使用量を確認
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毎週、「先週と比べて使いすぎていないか」をチェック
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増えていれば、エアコンや照明の使い方を見直すだけ
数字で「見える」ようになると、人は驚くほど意識が変わります。
無意識につけっぱなしにしていたエアコンや照明をこまめに消すようになり、結果として月100円前後、年間約1,200円の電気代削減に繋がりました。
コストゼロ・労力ゼロで始められる
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利用料は無料(大手電力会社なら標準機能)
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既存の契約のままでOK、スマホ1つで完結
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行動を変えるだけで、生活の質を落とさず節電
「意識する」だけでお金が貯まる仕組み
見える化の最大のメリットは、“意識改革”。
日々の生活に負担をかけることなく、**「ちょっとだけ行動を変えるきっかけ」**を与えてくれます。
たとえば…
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昼間は自然光を使って照明オフ
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不在時のエアコンは自動オフ設定
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PCやWi-Fiルーターの使用時間を調整
こうした“気づき”が積み重なれば、家計へのインパクトは想像以上に大きくなります。
合計節約額とメリットまとめ
今日からできる!節約の第一歩は「気づくこと」から

一人暮らしだからこそ、毎月の固定費はできるだけコンパクトにしたいもの。
今回紹介した方法は、どれも初期コストがほぼゼロ、もしくは数百円レベルで実践できるものばかりです。
「電気代は我慢しないと節約できない」と思いがちですが、実は“工夫”と“意識”次第で大きく変わります。
まずは、電気使用量のチェックから始めてみましょう。
電気代の節約は、暮らしの満足度を落とさずにできる、お得で賢い選択です。
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